猛烈な眠気によって、体が脱力していく。
ここ数日まともな睡眠など取れていなかったからか
ベッドに溶けるように眠る。
何時なのか時間を忘れるくらい、眠っていた。
体感では五時間位。でも実際は一時間後だった。
夕暮れ時から夜になり。月が出ていた。
大きな月の見える晩は新しい道が開かれる気がする。
考えてもキリのない堂々巡りから解放されるときがやってくる。そんな御伽話みたいな想像をする。
太陽よりも神秘的でパワーありそうだし、根っから陰キャの私は太陽よりも月派である。
何処かの戦士みたいに別人のように、変身して。正義の名のもとに
心の蟠りを作った元凶をぶっ飛ばせるのなら、どれだけスッキリするのだろう。
そんなことは現実的に無理な話なのだが。
月の照らす夜はそんな強い気持ちにさせてくれもするのだった。
3/7/2024, 11:55:14 AM