野良猫山男

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雪を待つ
 雪を待つ。
 僕はいつも雪を見れない。
 僕は雪を見たことがない。
 太陽に当たって時には下を向きながら、涙を落としながら、頑張って上を向いて生きている。
 涙は次の希望だ。また頑張ろう、と。
 でも頑張っていても毎年、絶対雪を見れない。
 太陽は好きだ、大好きだ。
 だから僕はいつも太陽を見ている。
 でも、雪に憧れている。
 真っ白な世界を見てみたい。
 でも、絶対見ることはできない。
 でも、だとしても、絶対に諦めることはない。
 たとえ叶わないとしても、
太陽のような僕の光で照らしてあげる

              ひまわりより

12/15/2023, 5:23:34 PM