もうどうあがいても無理だ。
そう思う度に、私は神に救われていた。
逃げ場も解決策もなく、いよいよおしまいなんだと限界を悟って震えていたとき、いつも神は助けてくれた。
なぜ自分を助けてくれるのかわからなかった。
これといって良いことはしていないし、自分はいつも死にたがっている不誠実極まりない人間だった。神は私に「生きろ」とでも言っているのだろうか。
(まるで死なないように救ってくれているみたいだ)
そんなことをされたら、きっと何度も奇跡を祈りたくなってしまうというのに。
奇跡をもう一度.
10/2/2022, 11:52:25 AM