恋か、愛か、それとも――
そんな気持ちで迷うなんて思わなかった。
怪我しているところを助けた彼女。困ったように笑う姿が可愛い子だなと、なんとなく思った。
色々な出会いがあって、心が疲弊しまくった時に彼女に会う事が多かった。彼女と話しているうちに自分の心が軽くなっていて、いつしか彼女へ視線を送るようになっていく。
彼女の笑顔は、まるで暗闇の中に差し込む月の光のような透き通っていて心が惹かれるんだ。
この気持ちは恋か、愛か、それとも――
俺はゆっくりと瞳を開いた。
恋は、愛になって。
それから?
おわり
三八四、恋か、愛か、それとも
6/4/2025, 1:30:48 PM