せの

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大抵のことは要領よくこなせる自信があった
勉強もそこそこに、空気を読んで立ち回るのもお手のもの……まあ、詰めが甘いのはご愛嬌ってことで

とにかく、器用だって自覚はあった
それなのにアイツのことになると何も上手くいかない
余裕ぶった態度はどこへやら、視線が合うだけで心臓がうるさくて、喉の奥が熱い
オレは顔を真っ赤にしながら愛を叫ぶ

「お前が好きだって言ってんの!」

こんなのマジで柄じゃねーのに!
振り回されてる自分に苛立ちながらも、アイツの驚いた顔を見たら、もう後に引く気なんてこれっぽっちも湧いてこなかった

5/11/2026, 7:13:15 PM