夜宵

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爽やかな風の音、流れる川の音、暖かな感覚…。
夢と現実の狭間を彷徨い、閉じられた瞼の中で微睡む私。
視界は暗いようで明るい。日が昇っているのだろうか。

そよ風が頬をなでる。
このままここで眠り続けたいとすら思う程にその場所は心地よかった。
さては昨日の私、窓を開けっ放しで寝たな。
このまま微睡み続けるのも良くは無いだろう。
何時もより幾分か軽くなった体を動かす。

だんだんと、ゆっくりと意識が浮上してきた。
太陽の眩しさに目を細めつつ、その明るさに目を慣らす。
ようやく目が慣れ初め、辺りの景色を視界に入れた。

しかし、私の視界に映ったのは、見慣れた天井などではなく、
見知った光景などでも無かった。

目が覚めたその場所は-

7/11/2023, 2:46:37 AM