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仕事帰り本屋へ寄る
棚に並ぶ沢山の書籍を眺めつつ、ゆるゆると歩く。
新発売の本、昔に読んだ本、気になっていた本、大好きな本、口に合わなかった本、ベストセラー本や玄人向けの本

本の数だけ世界があり、文章を構成する文字がある。

人が本というものを作ったのはいつからなのだろうか。
文字が出来た時代も含めたら、途方もない昔から連綿と文字はこの世界にあり続け、増え続けている。

もし、世界中の文字を可視化したなら、きっとこの地球は文字で埋め尽くされてしまうだろう。

埋め尽くしてもなお止まらない。

何気なく紙に書いた事、誰かに打ったメール、想像して書き出した物語、人の数や思考以上に文字は生まれてくる。

遥か上空から雨のようにやってきて、人々に降り注ぐ。

この先もずっと
いつまでも降り止まない、雨のように。

5/25/2023, 10:40:56 AM