森のなかを歩く。
不規則だけど、どこかハミングしているように聞こえてくる、鳥のさえずり。
コポコポ、さらさらと川を流れる雪解け水。
雨にも風にも負けずに、見たことないくらい、たくましく、大きく、伸び続ける木。
ずっとずっと、先の先まで続いている森。
森はこんなに落ち着くのはなんでなんだろう。
人の波に揉まれて、都会の喧騒に戸惑いながらも、いつの間にか慣れていったことも忘れて、全身でこの空気を汲みとる。
汲み取った空気は、こころの泉に放出する。
この空気が、ほんの0.01%くらいの割合で、こころの空気の仲間になるだけで、不思議と息がしやすくなる。
ふと思い立って、気がついたら、もう森のなかを歩いている。
自然にふれると、枯れてしおれたこころも、きっと上に向かって少しずつ動き始めるから。
_____________________________静かなる森へ______。
5/11/2025, 8:27:13 AM