春夏秋冬

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パラレルワールド

自分には別の世界の自分がいる。何故かは分からないけど、ある時を境に分かった。自分ともう1人の自分はメールでやり取りをしていた。分かったことは、自分の世界と1週間遅れていると言うことだ。自分にはペットの犬がいる。

名前はポチと言う。可愛がっていて、優しい性格だ。そんな時、地震が来た。震度6。僕はまだ学生で学校に居た。防災訓練の用に屋上に避難した。でも頭の中にポチが浮かんだ。どうしようと思った。動けなかった。それから4日後家に戻って来た。

家は潰れてポチの姿は無かった。必死に探した。だけどいなかった。悲しかった。次の日、近所の人がポチを抱いて家に来た。ポチは亡くなってしまった。どうにもできなかった、助けてやれなかった、ひたらすら泣きまくった。

すると、もう1人の自分がメールをしてきた。自分はこの事を話した。自分がポチを救えなかったこと、ポチを見つけれなかったことを。もう1人の自分に託した。3日後にメールが来た。そのメールはポチを救えたことだった。

自分はほっとした。うれしかった。もう1人の自分を褒めてやりたい。

ありがとう。もう1人の自分。

9/25/2025, 11:14:04 AM