あの時、アンデッドにならなかったのは。何か大切なことがあるたびに雷雨に見舞われていたのは。太陽に嫌われていたからではなく、この力のためだったのかもしれない。コントロールできない怒りに身体の奥底から湧き上がる雷の息吹。故郷の海の色のような光を宿した眼。最初からこうなるって、決まっていたのだ。
8/7/2024, 10:52:22 AM