こわいな。
生きるのをやめるということは、こんなにも身がすくむことなのか。
生きることの美しさ、せかいのあたたかさ、夜空のきらめきを知ってしまったのだ。
産声をあげたその時から、もう砂はおちていたのだ。
砂時計。
ああ、砂がおちきるその時まで待たずに去るということの恐ろしさ。
このかがやく地球に背を向けることの寂しさ。
あなたの体温をもう感じられないことのくるしさ。
好きな音楽に身をまかせ、踊れないことのもどかしさ。
地球。
なんてきれいな星なんだろう。
暗闇に静かに佇む水と緑の星。
生きることのうつくしさを教えてくれたね。
こわい。
こわい。
なんて、こわいのだろう。
生きるために、もがいたさ。
幸せを感じていたくて、汗を流したさ。
泡。
生きたくて、溺れたさ。
泡をだして、泳いださ。
泳いで、あなたを愛しにいったのさ。
愛して、溺れたのさ。
あなたを、わたしを憎みたくなどないのさ。
地球へ、背をむける。
月へ、顔をむける。
ああ、きれいな宇宙よ。
暗闇の女王よ。
どうか、どうか、抱きしめて。
宇宙に、溶けて、沈んで、広がって。
うすく、うすく。
しかし、広く、広く。
12/14/2025, 2:05:22 PM