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どうしようもなくしんどくて、逃げ出した。

体力が続く限り飛ばし続けた。

漕いで、漕いで、たどり着いた先で。

俺が見たものはなんだった?

その先に君の笑顔が待ってるわけでもなくて、

振り返ると地獄しかないような世界で。

君がいない世界に、愛を明け渡すことなんて出来ないって

知ってしまった。

もう居ない君に向けてでも、

できる限り愛を渡そうと思ったんだ。

俺は今日も、君の墓標に向かう。

自転車に乗って。

8/14/2023, 10:06:11 AM