瞳野愛太郎

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夕暮れ時、窓辺で物思いにふける。
おや、誰かが迷い込んできたようだ。
無理もない、この小さくも豪奢な屋敷には
庭師の力作の迷路たちがどこからともなく始まっている。
嗚呼、暗くなってきてしまって、迷い人の顔がよく見えないな。
「そこにいるのは誰ですか?」

10/1/2024, 12:18:28 PM