大好きなたったひとりの親友がいた
見た目も違うし、あらゆる物の好みも違うけど
考えとか、心の形とか
そういう目に見えないものが、とてもよく似ていた
泣かないで、なんて言われても
どんなに理由を誤魔化しても
涙が止まらない理由はあなたな訳で
あなたに嫉妬してしまったことが
あなたの幸せに手を伸ばしかけたことが
自分が酷く自己中心的な人間になったようで辛くて
こんなにも心が狭かったんだ、って思えて
申し訳なくて
不意に吹き抜けていった冷たい風に
嘲笑われているようだった
12/1/2022, 3:22:13 AM