とある恋人たちの日常。

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 彼女の修理屋にカスタムの依頼をしていたのに、俺の失敗で動けなくなった。
 もう、バカ過ぎて情けなくなる。
 
 動けるようになるまで少し時間がかかるから、俺は諦めて動けるようになるまで待つことにした。
 
 そんな中、この場所を伝えていなかったのに、彼女が出張修理に来てくれた。
 
 失敗の悔しさ、彼女を待たせてしまう申し訳なさでモヤモヤしている時に、笑顔の彼女が来てくれた瞬間、一筋の光が見えた気がしたんだ。
 その時が夜だったこともあったから余計にそう思ったかもしれないけれど。
 
 それからかも。
 彼女に嫌われたくない、もう少しそばにいたいって気持ちが傾いたのは。
 
 あの日、君は俺の心を捉えたんだよ。
 
 
 
おわり
 
 
 
一七三、一筋の光

11/5/2024, 12:55:39 PM