冬巴

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⟬懐かしく思うこと⟭

電車の音を聞くと、君と全てから逃げ出したことを思い出す。
あのころの俺たちはまだまだ子供で、弱かった。
「一緒に誰もいないどこか遠くへ行こう!」
なんて言えてしまうほどに現実も知らなかったね。

―ねぇ、そっちはどう?―
俺は今日も君がいない世界で生きてるよ。
あの後、君は僕を1人置いて逃げてしまったけど、今は幸せに生きているかな?
いつか見つけてあげるから、そしたらもう一度言わせて。
「一緒に誰もいないどこか遠くへ行こう」

10/30/2022, 10:15:33 AM