『あの日の景色』
あの日、僕は見てしまった。
クラスでも一番人気のあの子が、人気のない森で人を殺しているのを。
僕は見てしまった。
恐ろしかった、怖かった。
見てしまった僕もあの子に殺されるんじゃないかって。
でも、あの子はただただ笑って、森を出ていった。
僕はただ混乱してその場に突っ立っていた
次の日、僕はその子とあった。まるで昨日の事が嘘みたいに、平然と過ごしていた。
あの子の態度から、僕は昨日の事が本当だったのか、
夢だったのか分からなくなった…
あの子は誰にでも優しくて、イジメ、ましては殺しをするような子には思えない…
きっと、昨日の事は僕の見間違いだろう。
そう、僕は自分に言い聞かせた。
―あの日の、私は見てしまったの。
クラスではあまり目立たないあの子が、森で人を殺しているのを…
7/8/2025, 1:30:50 PM