テーマ 目が覚めるまでに
「おぉぉ!」
夏祭りで綺麗な花火を見ていた。きれいな花火は夜空に咲く花そのものだった。
「速報です。このあたりでまた殺人が起きました。凶器は細長い刃物だそうです。容疑者は逃走中で...」
あたりがざわつき始めた。
「....ん?」
帰る途中、暗い夜の中でフードを被ってる人を見た。
「手に持っているのは..ぁ」
手に持っているのは血で汚れている細長い刃物だった。
でも違うかも知れない。まぁ、カエルだけだし大丈夫か。
「ドッッ」
「カハッッ」
ふと下を見た。細長い刃物が僕の腹を貫通していた。
「なんd」
お腹が裂けていて痛い。だんだんと視界が暗くなっていった。手遅れ...手遅れだなぁ。
僕はもう、報われないな。
「また一人。」
僕の存在を見せるために人を殺した。殺した。コロした。コロシタ。
「「なんで」」
「「おかしいだろ」」
「「化け物」」
コロシタヒトカラノコエガキコエル。ドコノダレカモシラナイヒトヲコロシタ。
アア、ナンデナンデナンデナンデナンデ
「こんなことしてたんだろ(笑)」
思い返したら馬鹿馬鹿しいことをしていた。許されないことをしていたのは分かっている。
もう、モう、モウ
遅い。
おわり
8/3/2024, 10:48:12 AM