花の名前。気に入っている。
謙虚。誠実。小さな幸せ。
これだけでも分かる人は分かると思う。
大好きなひとは渾名よりも名前で呼んでくれる。
その声でも、私のことをしっかりと
目の前に捉えてくれているようで嬉しかった。
失恋をすると思い出すのは川端康成の一節、
「別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます」。
いつか道端でその紫を見たときに、
あなたが私を思い出しますように。
そう願っている。
ただ、それだけでは、今のあなたには足りないね
いつか道端でその紫を見る日が来るくらいまで、
あなたが生きていてくれますように。
そう願っている。
7/20/2022, 1:04:07 PM