黒山 治郎

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後頭部の辺りがじんわりと熱を帯び
瞼の裏では誰かの断片が波となり踊る
そうして、海馬から眼球へと流れては
何でもなかった日々が夢物語に変わる。

曙に溶けて消える、記憶の海の話。

ー 記憶の海 ー

5/14/2025, 1:18:40 AM