魔っパの代償

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君が夏の終わりを告げて


ラジオから愛の歌が聴こえきた


夏休みが慌てながら未来を子供に託し


来訪者の長袖が秋を告げてる


麦茶も浸透水も氷菓子も切らしたままで


食べそこないの夏みかんは寂しそう


台所には明日の行方と昨日の面影


夏模様な恋も終えようとしてて



入道雲が彼方へと行ってしまう…


遥か遠く来年の夏へ行ってしまう…



もう少しだけ


もう少しだけでいいから


となりに居てくれないか…

8/17/2025, 11:04:20 AM