おもち

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ずっとトモダチだった。
みんなでいると時間を忘れるほど楽しくて
学生時代の休みをほとんどみんなで過ごした

そんなみんなの中の一人だった

卒業が近いたある日、親友の彼氏になった。
慌ただしい日々の中3人でいる事が増えた
黒猫みたいな親友
気まぐれに振り回されながら幸せそうにわらってたのに

今日もトモダチからの連絡がくる。
「仕事の帰りに飲まないか」
今回も黒猫はいないのだろう
気まぐれに疲れ果てた心を私で埋めようとする
ずるいやつ
ただ今でも時間を忘れるほど楽しいの

好きなわけじゃない。
だって私はトモダチだから

この角を曲がったら自宅が見えるはずなのだが、くるりと後ろを向き来た道を戻っていく

自然と笑顔が浮かぶ自分に気づかないふりをしながら



    @好きじゃないのに

3/26/2023, 1:28:44 AM