おと

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好きな人の好きな人でいるために
なんでもその人の好みに合わせて自分を偽ってきた。
それも意識的にじゃ無く無意識に。

小さい頃からそんな子だった。

恋愛としてじゃ無くても、
大好きな友達に好きでいてもらうために
なんでも笑顔でいいよって言う子だった。

でも大人に近づく中で、
どれだけ相手に合わせても、
好きでいてもらおうと努力しても、
切れてしまう縁は必ずあって、
「また来年」なんて約束が叶わないことも知った。

でも今の私には“本当の私”がわからない。

どれが本当なのか。

だからこそ好きなことに正直に生きてみようと思う。
その人の愛してきたものが形作るのが、
その人の個性であり人間味だと思う。

小さい頃に置き去りにした“本当の私”を迎えに行く作業
気付くのはすごく遅くなってしまったけど、
待っててね。
ちゃんと大切にするよ自分という唯一無二を。

2/13/2024, 4:30:33 PM