夢見てる

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落ちていく

始まりは大学の講義、サークル、バイト先色々な偶然が重なり必然と彼と仲良くなって行った。
「nmくんと色々被るよね、講義もそうだしバイトとか!」とある日いつもの様に食堂でご飯を食べていた。ふと思った事を懐かしげに言う。流石にバイトは驚いたなぁと笑いながら言うと、「確かに、バイト先は少しやりすぎたよな」そう目を細め愉快そうに笑うnmに何処か違和感を感じた。
私に何かあれば親身に話を聞き、支えてくれる無表情な彼の不器用な優しさに惹かれ恋に落ちていくには時間は要らなかった。
用意周到な彼の作戦とは知らずに。

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11/23/2021, 11:08:35 AM