「ゆめをみてたい」
しんしんと雪が降る実家の庭を横目に
こたつに潜りんで横になる
真綿が入ったばぁちゃんが作ってくれた
半纏を着て
机の上にはみかんの皮がそのままに
微睡む意識の中
ストーブの上のやかんがシャンシャンと音を立てる
頬に擦り寄る獣の毛がくすぐったい
ゴロゴロとこちらも音を立ててきた
夕飯はけんちん汁だろうか
出汁の匂いが腹を空かせる
意識はあるのに瞼も開かず
指ひとつ動かせない
そんな自分に暖かい毛布がかけられる
ずっとずっとこんな優しさに包まれて
夢を見てたいんだ
#4
1/13/2026, 1:39:23 PM