谷折ジュゴン

Open App

「どこまでも続く青い空」

顔をあげると、高く高く薄い雲が流れている。

気づいていないだけですでに季節は秋だった。

過ぎた日を想い、後悔に身も心も閉じ込める日々。

どこまでも続く青い空を羨ましく見上げる。

涙の理由には目を伏せて、がむしゃらに

曇った胸の内を言葉に変えて、また泣いて。

濁った視界に映るものはただの虚構だけで

本当に青い空は見えてなどいなかった。

10/23/2024, 11:06:18 AM