今日も上司が酒をすすめてくる
今日も浴びるように酒を飲まされたあと
上司は上機嫌で帰って行った。
僕は目を開けるのもやっとで
意識を飛ばした。
どのくらい時間が経ったのだろうか
しばらくしたら僕が大好きな声が聞こえた。
「...て...きて...起きて」
はっきりしない視界で声のするほうを見ると
やっぱり彼女がいた。
彼女は笑顔で
「おはよう、おうちに帰ろう」
なんて優しく声をかけてくれるから
やっぱり彼女が好きだなぁなんて
ポワポワした頭で考えて
家に帰る
彼女は
「お酒の飲み過ぎには注意しないと行けないよ」
なんて注意とともに
僕を支えてくれている
─────『声が聞こえる』
9/23/2023, 12:07:33 AM