とある恋人たちの日常。

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 大きく息を吸うと肺に新鮮な空気が入り込む。
 タコのように口を突き出して息を吐いた。
 
 綿毛がふわふわと風に身をまかせて飛んで行った。
 
 少し時間が経って、恋人が迎えに来てくれた。
 彼の髪の毛に見覚えのある綿毛が付いていて、思わず笑ってしまった。
 
 あの時、私が風に送った綿毛じゃないと思うけれど、それてもこんなことがあるんだと思ったら自然と笑みがこぼれたのだ。
 
 でも私はその綿毛をつまんで、もう一度空に送り出す。
 
 彼に付いていいのは私だけだから。
 
 
 
おわり
 
 
 
七二八、風に身をまかせ
 
 
 

5/14/2026, 1:16:10 PM