瞬きの間に、人間の生は終わる。つまり、オレとおまえの結び付きも、すぐにほどけてしまうもの。
永遠が欲しい。おまえを、永遠に呪っていたい。
オレは、愛してるが、いつまでも言えないままでいる。
「おまえのこと、祟ってる」
そんな風に嘯くばかりで、オレは愛を紡げない。
オレたちを結び付けているものは、赤い糸ではないのかもしれないな。重たい鎖か、禍々しい髪の毛の束か、はたまた冷たくて痛みを伴う氷か。
オレは、祟りだ。厄災だ。例え死んでも、おまえを想う。
4/28/2023, 10:14:24 AM