寄り集まっている種を守るために
その背を丸めている
胸の奥であなたは
太陽の世界に敵うしたたかさを欲して
ぐっとこらえている
たとえるならそう
手足のように伸びやかに
多くのものに触れるけれど
同時にあなたを孤独にする舞踊をはらんでいる
それを愛と呼ぼう
わたしはそれを間近にして
わかると言えば
嘘になり
背を丸めれば
しっかりと立つ姿を観る
まるで無限の鍵盤をさらけだし
感情のすべてと補い合い
円な螺旋をかけ上がり
花びらのひとつになる日に
あなたが待っていたものになれるように
わたしのなかにもあるもの
いまは、誰にもあげない
#誇らしさ
8/16/2023, 8:40:46 PM