「待って、ほしい」
きれいな青空が澄み渡る休日の午後。
私はとあるカフェで、彼を振った。
理由は簡単。
私と彼とでペースやら何やらが釣り合わなくなってしまったから。
だから私は一刻も早く、あなたと別れたい。
なのに、どうして止めるの?
目の前の彼は情けなく涙をボロボロと零し、私の手を握ってくる。
だけど私はもう戻る気は無い。
「いやよ。それじゃあ」
それだけ言い残して席を立つ。
そしてそのまま彼を取り残して、会計はちゃんと済ませて、カフェを出ていった。
〜どこまでも続く青い空〜
〜行かないで〜
10/24/2023, 9:30:08 PM