日々の公共交通機関や、自家用自動車に乗る何倍ものものが風に乗っている。
例えば噂、例えば香り、例えば綿毛……。
想像もし得ない遠い場所まで行くことはないけど、もし風に乗れたならば
いつも生きている社会がほんの少しでもちっぽけに見えるだろうか。
風は誰かの麦わら帽子を吹き飛ばしながら、また縁を乗せる。
風に乗りたいのは、綿毛や木の葉が羨ましいからなのか、はたまた無目的な彼らが羨ましいからなのか。
【風に乗って】
雑駁の日。1153
歯抜けゴールデンウィーク楽しんでるー?
4/29/2024, 12:27:29 PM