─この道の先に─
私のした選択は、あっていたのだろうか。
彼に返した言葉は醜く、自分の愚かさを分からせた。
親友に呼び出される1週間前。別の人に呼び出された。
その相手は間違いなく、
親友がいつも話していた、親友の想い人だった。
驚く私に続けて、彼は言った。
『ずっと前から好きだった。付き合ってください。』
私は何と返せばいいのか分からなかった。
だって彼の手の小指に、糸が結ばれていたから。
私の小指と、彼の小指に繋がる“赤い糸”。
赤い糸の意味は流石に知っている。
【運命の恋の相手】
それは固く、自力でほどくのは不可能。
運命の相手なら断りたくない。
でも受け入れたら、親友を裏切るのと同じ。
私はその時、最悪な判断をした。
『はい。よろしくお願いします。』
なんてことをしたのだろうか。
親友を裏切って、自分のことしか考えなかった。
最悪で最低だ、私。
ごめん、本当にごめん。
そしてこの後に続く、より最悪な展開を私は知らなかった。
親友がどれだけ私を憎んで、恨んでいたかを...。
6月30日の物語の続きです!
何故親友の指に黒い糸が見えたのか...。
次の話をお待ちください。(多分次で終わります。)
あとついにハート1000行きました!ありがとうございます!
今までやってきて良かったです!本当にありがとうございます!
以上、作者より(長くて申し訳ありませんでした)
7/4/2023, 8:28:07 AM