「一件のLINE」
LINEを使わなくなって久しい。婆々なので使わなくても老人だから許してもらえるだろう。LINEに限らずSNSは一切使っていない。先日、テレビで私と同じ老人をみつけた。アップルの創業者の一人である、スティーブ・ウォズニアックだ。かの老人も私と同じ懸念を抱いていた。SNSを駆使することで大衆心理を誘導する事が可能になる。私と同じように一切使っていないので、私だけではないと安心した。
いまの若い人がSNSを使わずに生活できるはずもない。しかし、相手の価値観を何の疑問もなく受け入れているばかりでは、失うのは自己のアイデンティティである。よく考えて欲しい。私とは何者なのか。
世界経済はグローバル化し価値観は多様化している。この世界が日々刻々と変化し続けていくなかで、正しい答えなどない。前にも発した言葉だが、あるのは、その瞬間にある最善だけなのだ。その最善すら、良い方向に向かうのか、わからないまま前に進まねばならない時代なのだ。
若者達よ心せよ。あなたが唯一無二の何かを創るのだ。しかし伝統的文化を継承する役目を担う人も必要になる。個々人の人生も多様化せねばならない。
いまはその気になれば、いくらでも勉強できる。自分が目指すべき道があるはずだ。その夢が叶うかどうかはわからない。私は絶望のさらに向こうの虚無も経験した。けれど神は私の使命を思い出させてくれた。死んで生まれ変わっても私の使命は消えない。
SNSを使う時は自分自身を見失わないように気をつけて欲しい。そして、少しばかり心理的に距離を持つことだ。難しい場合には、使わないのも個人の自由だ。
あとがき
お風呂から出てきた夫がスティーブ・ウォズニアックの事を調べてくれた。動物を救う動画を見るために、Tik Tokは利用していた。動物好きも一緒だった。
SNSにかなり否定的な内容になった。すでに生活の一部となっている方が大多数に違いない。客観的に見て、マイノリティな意見である。
7/11/2023, 12:50:49 PM