わたしの理想を言葉にできるのは、ここしかない。
なぜなら、わたしの心は黒い鉛筆で塗りつぶされているから。
知人に披露できる理想を語られないほどわたしの心は
黒ずんでいる。
「消しゴムで消せば取り戻せるんじゃない?」
誰だってそう思うだろう。
もし、魔法の消しゴムがあるならば真っ黒なわたしの心は
薄いグレーになって心の病気は軽やかになるだろう。
しかし、そう簡単にはそれを見つけられない。
心の病気を患ってから、わたしは痛いほどそれを経験した。
わたしの心を助けてくれるその消しゴムが、
人なのか、ものなのか、出来事なのか、それは分からない。
でも、わたしが知らずのうちにさまざまな消しゴムが
わたしの心を少しずつ白に近づけてくれている。
そんな気がする。
匿名で理想を語るなら、
わたしは文章で誰かの心を救える作家になりたい。
小説家でなくていい。
詩人でも歌人でも、なんでもいい。
ただ、わたしの経験が誰かの薬になればいいなと
いつも心の陰で想いを潜めている。
5/21/2026, 4:30:54 AM