ことり、

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赤い糸


連想したのは、千人針。

一枚の布に、千人の女性が赤糸で一針ずつ縫い、千個の縫い玉を作った布。出征兵士の武運長久を祈って贈った。日清・日露戦争のころ始まり、日中戦争以後盛んになった。千人結び。

以上解説。

映画などでは、
道端に女性が布を持って立ち、
「千人針お願いします」と声をかけ、
通りすがりの女性が縫って、
「ありがとうございました」と
布を持った女性が頭を下げる…
なんてシーンを見たことがある。

最近、「ラーゲリより愛を込めて」という
日本映画を見た。
(人によってはネタバレとなるかも。
 注意してね)

先の大戦の映画で、
千人針のシーンは無い。シベリア抑留の話。

主題歌を、好きなバンドの一つである、
Mrs. GREEN APPLEが務めているので、
興味が湧いた。

結論 なかなか良い。
後半、犬が疾走するシーンは
涙が溢れてきた。

主演の二宮和也。全体的に良かったが、
声が出にくくなるシーンは
説得力があった。撮影順は
バラバラのはずなのに、段々と声が…と
なっていっていて、役者根性という感じ。

中島健人演じるとある役は、良い意味で
中島健人と気付かないくらい新鮮だった。

特筆すべきは安田顕だ。
一切の希望を無くした人間とは
こういうものか、と言葉が出ない。
その人間が…と見てのお楽しみ。

やはり戦争ものなので、目を覆いたくなる
シーンはあるものの、感動のシーンも多い。

見て損はないかと。

7/1/2024, 8:41:34 AM