Open App

『そっと』

朝日が窓から差し込む。
思い瞼をこじ開けてカーテン越しの青空を見つめた。
起き上がる拍子にめくれた布団に隣で寝ていた君が小さく唸り声をあげる。
閉じられた瞼はまだ開く気配を見せないままだ。
言い様のない幸福感に包まれて、少し寝癖のついた君の髪をそっと撫でた。

1/14/2025, 10:07:13 AM