しろ

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あの日、君がいなくなった日。今も忘れない。

「またね。」

「また帰ってくるよね?」

「うん」

そう頷いて飛び去っていった君。
その時の表情からはいつものたくましい彼女とは違い寂しさが垣間見えた。

それからもうどれくらいの時が経ったのだろう…
茨の道をもがいてもがいてどうしようもなくなりそうな自分がいる。
どうしてだろう。ドキドキして手が震えてどうしようもなくなってしまいそうだよ。彼女のほうがきっと何倍も戦って苦しいはずなのに。なのにどうしてこんなに切なく苦しいの…

お願い…彼女を連れて行かないで…
僕はまだ何も返せてない
何にもなれていない
こんな結末なんて嫌だよ
一生に一度のお願いでいい
お願いだよ…

「君を探して」

3/14/2025, 11:19:38 AM