『今日にさよなら』
個人的な記念日というものは、大なり小なり持っている。
それが殊更大切な日だったとしても他人から見たら「なんで?」となるものがほとんだし、ある日を境に自分にとってもなんでもない日に戻ることなんてのもよくある話だ。
「じゃあ、これで」
「うん」
素っ気ない言葉で立ち去った元彼女の後ろ姿を見ながら、今日が初デートの日だったことなんて彼女にすら意味がなかったんだな、と痛感させられる。
同時に自分にとってもそう、なれば良いのに。
「初デート兼別れた記念日はあんまりすぎだろ」
そんな日も寝て起きたら明日に変わる、とりあえずはそれで乗り切ろう。
そして、いつか「そんなことあったな」になってくれることを祈ろうと思う。
2/18/2024, 12:49:41 PM