郡司

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私は子ども達から見て、「バカみたいなことをやる母」のようだ。上の子には“変態”と言われ、下の子には“ポンコツ認定”されている。

自分でも“バカみたいだな”と思う。しかし、これは必要なことなのだ。

上の子と話すとき、わざと中二病ぽく話す。その方が、「言葉が届く」ことが多いからだ。半世紀を生きてるおばさんが中二病的な言葉回しをするなんて、バカみたいにもほどがある。でも、少しでも「言葉が届く」なら、安いものだ。

下の子が宿題を面倒くさがって計算を頼んでくるとき、計算を間違う。あらー、おかしいな? もう一回やってみよう……えーと、までいくと、「もういいよ。自分でやる。ママってポンコツだなぁ」と来る。よしよし、自分で考えてこその宿題だ。

バカみたいに、毒のない「はずし」や「ズレ」をふりかけて、大事なことを笑いのうちに埋め込んでおく。そのタネの芽吹きが必要になったとき、大まじめな真剣さをそれらが助けてくれれば、しめたものだ。

うちの子ども達には合っているらしい。それが役に立つなら、いくらでもバカやるぜ。

3/22/2024, 10:57:10 PM