内藤晴人

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「So, cute!」

 夢の国という遊園地の中で、観光客と思しき外国人が、ネズミのカチューシャをつけた私を見てそう言った。
 確かに155cmにも満たない小柄な私は、彼らから見たらかわいらしい存在なのかもしれない。
 加えて東洋人は彼らからは若く見えるという。
 けれど、私は何を隠そう昭和の生まれ。
 これだけは隠しようのない事実である。

2/27/2025, 4:02:37 PM