うどん

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誰にも理解してもらえない、否、してもらえなくていい、自分と相手だけがいればいい。

誰も自分たちを知る人はいない、どこか遠いところに行ってそこで死ぬまで2人だけで暮らしたい。

それがある意味、俺の夢だった。


そう伝えると「そんなことは考えてない」と返され、茫然自失になったも束の間、相手は俺が知らないうちに、俺よりもずっと多くの、ずっと先の未来を見据えて行動していたことを知らされる。


2人だけで最期に向かって生きていく夢を見ていたけれど、その夢が醒める前に、自分たちの人生には多くの理解者がいる、そんな温かくて優しい未来を、新たに夢見てもいいのだと、そう知らされた。


【お題:夢が醒める前に】

3/20/2024, 3:09:57 PM