マカロニサラダの妖精

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「お姉様はどこへ行かれたのでしょうか?」


幼い頃の私はそう問いかけました。

「お姉様のことは今後一切話してはなりませんよ」

母は冷めた表情でそう言いました。
こちらをチラリとも見ずに、美しい横顔だけを向けて

その冷たさ、その不自然さ、その奇妙さ
その薄情さ、その恐ろしさ、その美しさ

今でもあの日の母を忘れられません。

あの日から母は私と目を合わせませんでした。

姉と私を重ねて辛くなったのでしょうか。
それとも
私が恐ろしかったのでしょうか。

今となっては母がどこまで知っていたのか知りようもありませんが、


「さぁ、お母様はどこへ行かれたのでしょうか?
えぇ、そうです。次は貴方に質問してるのですよ。」



10/27/2025, 12:53:50 AM