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終点

「愛の終着駅」

寒い夜汽車で膝をたてながら
書いたあなたの この手紙
文字のみだれは線路の軋み
愛の迷いじゃないですか
読めばその先 気になるの…

昭和52年発売

歌唱 八代亜紀

もう、貴女の歌声を生で聴くことは出来ません。実は初めてライブに行ったのは演歌の歌姫八代亜紀でした。
まだ小学生の頃八代亜紀の大大ファンであった父に連れられて。

その頃は、演歌って恥ずかしくって良さもあまりよくわからなかったけど、もう父の歳も追い抜いて父より歳上になってしまった私は近頃演歌が好きです。

そんな中好きなのはやっぱり
美空ひばりと八代亜紀かな。

美空ひばりの「悲しき口笛」と
八代亜紀の「愛の終着駅」は名曲中の名曲であらると思う。

けれど、その歌声は今はもう生で聴くことは出来ないし、栄枯盛衰のごとく全盛期の歌声はとどめない終点がきっと来る。

けれど、その仕事は遺るものなのだ。


その昔、「アマデウス」というモーツァルトの生涯を描いた映画があったが、クラッシック界の異端の大天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは父の亡霊に怯え精神衰弱に襲われ最期は共同墓地に石灰をかけられ埋葬される
どんな天才にも自分を上級国民と思うアホにも等しく終点は訪れる。

それが、神が与えた平等である。

ならば、生を受けた者が、いつかは等しく迎える終点は変えられないのであれば、その終点まで命を運ぶ運び方は自己満でも肉まんでも自分が選んで納得して終点を迎えたいね、せめて誰のせいにもしなくて良いように。


それを、神は眺めていらっしゃるのだろうから神様は見ているのが好きで試すのみ好きみたい

試されながら、見つめられていると信じながら平等に与えられた、生まれ落ちた瞬間にスタートラインにハンディと試す為の仕掛けが用意されている道を終点まで運ぶことは、自分で選びたいものですね、自分で選びとれる道があることにそんな地代で国であることに感謝しながら

シーザーもブルータスも
ナポレオンも織田信長も
アインシュタインもホーキングも
億万長者もホームレスも
自分は上級国民とか思っているアホにも
終点は来る。

そこまで、どうやって命を運ぶのか
どう生きるかは、選べる国であることを
護り続ける一石になにたいものだと、戦後79年目を迎える夏に想う。
 

令和6年8月10日

心幸

 





8/10/2024, 12:58:54 PM