──仲間、とでも呼んでみようか。
「だからさあ、あいつもあいつで酷いと思わねえ?」
「なんで毎回俺に惚気てくるのかな、やめてくれないかい?」
「は? 違ぇし」
「そうとしか聞こえないんだよね」
食堂のテーブルに突っ伏して文句のような惚気を吐く友人には自覚がないらしい。
「よくもまあ話の種が尽きないね」
「だってあいつが悪い」
「何が?」
「可愛すぎる」
「もう帰って欲しいな」
あ、帰ったらその可愛すぎる相手が家にいるのか。難儀なやつだ。
「俺ばっか話してるけど、そっちは上手く行ってんの?」
「たぶんね」
「たぶんって」
(友達)
後日加筆します。
土日に最低一個は加筆できると思います。
10/25/2024, 11:19:25 AM