私が2歳の時に、小さな三毛猫が我が家にやってきた。
ちいちゃん。人間の子供がいる家庭でも辛抱強く遊ばれてくれるメス猫だった。
うちのママは「チイ!壁ボロボロじゃないの」と怒って猫を探す。チイは高い所が好き。 彼女はかわいい顔に似合わずいたずら好きだった。
「ちいちゃん、ママもう行ったよ」
って私が言うと「なぉん」って本棚の上から目線を送ってくる。
まるで「ママやっと行ったわね」って言っているような余裕をかましている甘い声。
私が叱られたときは、そばに来てくれて、ふわふわな額を腕にこすりつけてゴロゴロ喉を鳴らしていた。私たち、助け合ってるみたい。これからもずっと一緒よ。って思ってたのにな。
私が社会人になったころに、ちいちゃんはすっかり小さくなって目が見えなくなって歩けなくなって、最後は冷たくなっていってしまった。
お医者さんにも連れて行って「長く生きましたね。一緒に居たかったのでしょう」
家族みんなで代わる代わる看病していたけど、最後は私の腕のなかで旅立ってしまった。愛してる。私の親友。また来てね。
私はその時大人になっちゃってると思うけど、女子同士でまたいっぱいお話ししたいのよ。
2/2/2026, 9:49:57 AM