水の入ったコップを片手に空を見上げた。
鳥が走り回っていて、雲が寝転んでいる朝の空。
広くて、優しい空は、いつまでも見ていられる。
ピピピッと、アラームが現実に引き戻す。
コップの中の水を流し込んだ。
コップの中には青い空と氷が残った。
小さなお弁当を机に置いて空を見上げた。
太陽と目が合って、すぐに目を逸らした昼の空。
太陽の欠片を受け取るには僕の目は弱すぎる。
時計のチクタクが僕を焦らす。
お弁当の冷たいご飯をかき込んだ。
空のお弁当と太陽の一部が入っていた。
コーヒーの缶を持ちながら空を見上げた。
何処かの太陽と地球のパートナーが空に浮かんでいた。
暗くて、静かで、遠い夜の空は、自分が解けていきそうになる。
家のドアの前で、起こされる。
缶のコーヒーは空と同じ色をしていた。
机の上のコップに注ぐ。
コップの中は、溶けた氷と空が入っている。
5/20/2025, 12:00:58 PM