あめとむち

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今でも、脳裏に焼き付いて離れない光景がある

その日はバレンタインデーだった
私は彼を呼び出し
学校近くの図書館前で待っていた

いつもは自転車の彼だが
その日は歩きだった

少しずつ彼の姿がはっきりしていく
学ラン姿の彼

朝日に照らされた彼の姿は
なんとも神秘的でかっこよくて儚くて

私はこの光景を思い出すたび
彼を恋しく思う

11/9/2024, 1:22:45 PM