『あの花の下で待ってるね』彼女はそう言い残して僕の前から姿を消した。約束の木、キンモクセイ。待ち合わせの場所に来た僕は、甘く強い香りの下でずっと君を待っている。今年も、甘やかな香りが鼻をくすぐる。待ち合わせの場所に近づく度に、君の残した香りが寂しさを増させる。/10/4『キンモクセイ』
11/4/2025, 3:25:39 PM