『真夜中』
私は「真夜中」が好きだ。
普段朝や昼、夕方には見られない物を見る事が出来る。
今日もベランダから夜空を見上げてみる。
「…ん?何だ、あれ。」
見上げてみた夜空のその先には、何か変な物が混ざっていた。もしもの為に、買っておいた望遠鏡を持って来て、覗いてみる。
…見えない、それもそのはず、それは星でも月でもない何かなのだから。
それじゃあ何なのだろう?気になった私は、スマホを手に取り、素早くカメラを起動する。
幸い、私のスマホは最新で機能が良い、試しにその「変な物」を拡大して見てみる。
「なんてこった…小さい隕石じゃないか…」
なんとそれは小さな隕石だった。
それを見た私は…
「っていうお話でした!どう?何か思った事ってあったりする?」
「おま…『真夜中』にする話じゃねぇだろ…」
「えっへへwだってお前の反応面白いんだもんw」
「ふっざけんなマジ…」
「…ねぇねぇ、ちょっとベランダ出てみね?」
「はぁッ!?嫌だわ馬鹿野郎!お前一人で行ってこい!」
「酷いなぁ…え、もしかして怖いん?」
「怖くねぇわ!!おらさっさと行くぞクソ!」
「うぇーいwお前やっぱサイコーw」
「…やっぱ何もねぇじゃねぇかよ」
「えぇ〜…ないかぁ…つまんなー」
「なんもないのが1番だろ馬鹿野郎」
「うはw確かにそれもそうだわ」
「だろぉ?…」
「だなぁ…」
「…ねぇ少し肝が冷える事言っても良い?」
「は?お前それで俺寝れなくなったら恨むからな…ってか大体そういう事『真夜中』に言う事じゃねぇって言って…」
「大丈夫だって〜wwも〜、怖がりだなぁお前w」
「んで、何?」
「えっとね…」
彼処に浮かんでる変なヤツってさ、何?
『真夜中』
でもあんまり真夜中関係無い気がしますね。
5/17/2024, 6:18:49 PM